【建設業】CCUS登録情報の変更・更新手続きはどうするの?|事業者・技能者別に解説

建設業キャリアアップシステムの登録後の情報更新・修正について解説する記事のアイキャッチ画像 建設業許可

本記事は、建設キャリアアップシステム(CCUS)の運用開始後に発生する「登録情報の変更」および「更新手続き」について、初めて手続きを行う社長様および実務担当者様向けに作成いたしました。

特に、事務負担の増大につながる
「申請の差し戻し(不備によるやり直し)」を防ぐためのポイント
を中心に解説しています。

どうぞ最後までご覧ください。

CCUSの運用において、「登録情報のメンテナンス」は避けて通れません。
どのようなタイミングで手続きが必要になるか、全体像を把握します。

手続きの種類実施タイミング
(トリガー)
主な変更内容例費用
事業者情報変更会社情報が変わった時商号、所在地、代表者、資本金、建設業許可の更新など無料
技能者情報変更職人の情報が変わった時住所、姓、所属会社、資格追加、職種の変更など原則無料
※カード再発行を伴う場合は有料
更新手続き有効期限が迫った時事業者:登録から5年ごと
技能者:登録から10年ごと
有料

【重要】実務上の優先順位
最も頻度が高く、かつ現場入退場に影響が出やすいのは「技能者の所属事業者変更(入退社)」「建設業許可の更新反映」です。これらは変更後速やかに行わないと、現場でのカード読み取り時にエラーが出たり、建退共の証紙交付に影響したりします。

以下の変更があった場合、CCUS上のデータも修正が必要です。

  • 建設業許可の更新・業種追加をしたとき(※最も多いケースです)
  • 本店所在地や電話番号が変わったとき
  • 代表者が交代したとき
  • 資本金が増減したとき
  • 社会保険の適用状況が変わったとき

パソコンをご用意いただき、以下の手順で進めます。

  • ログイン
    CCUS事業者用ログイン画面より、事業者IDとパスワードでログインします。
  • メニュー選択
    トップメニュー左側の「820_変更」をクリックし、さらに「10_変更申請」を選択します。
  • 情報の修正
    現在の登録情報が表示されます。変更したい箇所(例:建設業許可番号や有効期間など)を直接書き換えます。
    ※変更した項目は、背景色が自動的に変わります。
  • 証明書類のアップロード
    変更内容に応じて、証明書類(JPG形式)をアップロードします。
    (例:許可更新なら、新しい建設業許可証の写し)
  • 申請
    画面最下部の「申請」ボタンをクリックして完了です。

ここが差し戻しの原因になります!

  • 許可番号の桁数不足: 建設業許可番号はハイフンなしの数字のみで入力しますが、古い許可証等の情報をそのまま入力し、全角半角や桁数が合わないミスが多発します。
  • 画像が見切れている: スマホで撮影した許可証の端が切れていたり、文字がピンボケしていると即差し戻しです。スキャナーで取り込むか、真上から明るい場所で撮影してください。
  • 変更箇所の漏れ: 「代表者変更」をしたのに、「役員欄」の削除・追加を忘れるケースがあります。代表者が変わる場合は、役員名簿情報もセットで見直してください。
  • 引っ越しをしたとき(住所変更)
  • 新しい資格を取得したとき(能力評価レベルアップに必須)
  • 結婚等で氏名が変わったとき
  • 会社を辞めた、または入社したとき(所属事業者の変更)

技能者情報の変更は、原則として「技能者ID」でログインして行います。
しかし、実務上は会社が代行するケースが大半です。その場合は以下の2パターンがあります。

A. 技能者本人のID/パスワードを預かって代理操作する場合

技能者用ログイン画面から入り、「変更申請」メニューから情報を修正します。手順は事業者情報の変更とほぼ同じです。

B. 事業者IDでログインし、「関連付けられた技能者」として変更する場合

この方法は「簡易な変更(電話番号など)」や「所属事業者の変更」に限られます。氏名や資格情報の変更は、原則として技能者IDでのログインが必要です。

資格証のアップロードは特に注意!

  • 裏面のアップロード忘れ: 運転免許証や資格証で、裏面に記載(住所変更や更新印など)がある場合は、必ず表面と裏面の両方をアップロードしてください。
  • 有効期限切れ: アップロードした資格証が期限切れでないか確認してください。
  • カード再発行の要否選択: 氏名変更など、カード券面に関わる変更の場合、「カード再発行を希望する」にチェックを入れないと、システム上のデータは変わってもカードの表記が古いままになります。

事業者登録の有効期限は5年間です。
更新申請は、有効期限の6ヶ月前から可能です。期限が切れるとシステムが利用できなくなる(現場での入退場登録ができなくなる)ため、通知メールが届いたら早めに着手してください。

  • 通知の確認
    登録メールアドレスに「更新のお知らせ」が届きます。または、ログイン後の画面に更新ボタンが表示されます。
  • 更新申請画面へ
    ログイン後、「更新申請」ボタンをクリックします。
  • 情報の確認・修正
    5年前と変更がないか確認します。変更がある場合は、このタイミングで修正します。
  • 手数料の支払い
    資本金に応じた更新手数料(年額×5年分)が発生します。クレジットカードまたは払込票で支払います。

【ポイント】変更がない場合
登録情報に一切変更がなければ、書類の添付は不要です。ボタンを押して支払いをするだけで完了します。

申請ボタンを押す前に、以下の項目を必ずダブルチェックしてください。

確認チェック項目理由・備考
証明書類の文字は読めるか?ピンボケ、光の反射、低画質はNG。スマホ撮影の場合は拡大して確認を。
証明書類の全体が写っているか?四隅が切れていると、書類として認められない場合があります。
証明書類の有効期限は切れていないか?建設業許可証、資格者証の有効期限を確認。
入力データと画像の内容は一致しているか?一字一句(「㈱」と「株式会社」の違いなど)確認。特に住所の番地・建物名。
裏面の画像は添付したか?裏面に記載がある書類は必須。ない場合も「裏書なし」として提出が必要なケースあり。
最新のデータか?古い許可証や、変更前の登記簿謄本を誤って添付していないか。

Q1. 技能者がパスワードを忘れてしまい、変更申請ができません。
A. 事業者IDでログインし、「代行申請」機能を使うか、ログイン画面の「パスワードを忘れた方」から再設定を行います。ただし、再設定メールは技能者本人の登録メールアドレスに届くため、本人の協力が必要です。

Q2. 「所属事業者」を変更したいが、前の会社が登録を解除してくれません。
A. 基本的には前の会社が「離脱」処理を行いますが、連絡が取れない場合は、新しい会社側で「所属追加」申請を行い、メインの所属先を切り替えることで対応可能です。

Q3. 建設業許可を更新しましたが、CCUSの変更を忘れていました。どうなりますか?
A. 許可の有効期限が切れた状態のまま放置すると、システム上「許可なし」の状態として扱われる可能性があります。また、施工体制台帳の作成時に不整合が生じます。気づいた時点で速やかに変更申請を行ってください。

操作に迷った場合や、個別のエラーメッセージについては以下をご参照ください。

  • 建設キャリアアップシステム公式 お問い合わせフォーム
    https://www.ccus.jp/contact
  • 電話でのお問い合わせ(CCUSコールセンター)
    03-6386-3689(受付時間 9:00~17:00 土日祝除く)
    ※つながりにくい場合が多いため、まずはWEBフォームの活用をお勧めします。

自社での対応が困難な場合、認定を受けた「CCUS登録行政書士」に代行を依頼することが可能です。
当事務所でも、2026年11月以降より申請代行から不備対応、現場説明会のサポートまで承っております。お困りの際はお早めにご連絡ください。

【建設業に強い事務所】 イーエイブル法務事務所(2026年11月開業予定)

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