行政手続きはどこまで自分でできる?

自力で手続き 行政手続きの基礎知識

― 行政書士に依頼すべきタイミングの見極め方 ―

「全部依頼するほどでもない気がする」
「でも、全部自分でやるのは正直つらい」

多くの事業者が、
この“中間”で悩んでいます。

ここでは、
自分で対応できる範囲と、依頼を検討すべきポイント
具体的に整理します。

  • 記載内容が比較的シンプル
  • 事業内容に大きな影響がない
  • 過去に同様の申請をしたことがある

こうしたケースは、
自分で対応できる可能性が高いです。

  • 期限まで時間がある
  • 役所に何度か足を運べる

この条件が揃っていれば、
リスクは比較的低くなります。

  • 建設業許可
  • 福祉・医療系の指定・許可
  • 風俗営業関連

不許可=事業が止まる
こうした手続きは、
最初から専門家が関わる方が安全です。

  • 人・物・お金の要件が絡む
  • 実績・経歴の整理が必要
  • 曖昧なグレーゾーンがある

この場合、
「書類作成」よりも
判断そのものが難しくなります。

事業が軌道に乗り始めると、

  • 書類作成が後回しになる
  • 期限がプレッシャーになる
  • ミスのリスクが上がる

この段階で依頼する事業者は非常に多いです。

行政書士への依頼は、

  • フルサポート
  • 一部サポート
  • チェックだけ

など、段階的な関わり方も可能です。

「自分でやる部分」と
「任せる部分」を分けることで、
負担とコストのバランスを取ることができます。

ただ、受任する側の行政書士としては、
正直に言うと、
「最初から丸投げしてくれるのが一番やりやすい」んです。
下手に途中まで書類を自分で作って、
「ここまで作ったから、後はチェックして修正してほしい。」
というご依頼が一番大変なんです・・・。

なぜか?
考えてみてください。
1.できている分の書類を全部読む
2.間違いを探す
3.間違いを修正し、不足分を補う
4.欠けている書類を新たに作る
5.すべてそろっているかを確認する

これをやるんだったら、
「最初から全部自分で集めて作成した方が100倍正確にかつ早く」できちゃいます!
まあ、そりゃそうですよね?
お客様にとっても、進行が速くなるし、
「丸投げ」して自分は本業に年千出来るので一石二鳥だと思います。

ですので、
本音を言うと「最初から全部丸投げ」してほしいというのが行政書士の心の声です。

ここまで読んでいただいて分かるとおり、
行政手続きは「全部自分でやらなければいけないもの」ではありません。

  • できるところは自分でやる
  • 難しいところだけ専門家に頼む

こうした選択肢があるのは確かです。

ただし、実務の現場にいる行政書士として、
正直な本音をお伝えすると——

「途中まで自分でやる」よりも
最初から任せてもらった方が、結果として早く・確実に終わるケースが多い
というのも事実です。

次回は、

行政書士への依頼には
・フルサポート
・一部サポート
・チェックだけ
といった段階的な関わり方がある中で、
なぜ行政書士は「最初から丸投げ」が一番やりやすいのか?

という、少し踏み込んだ話をします。

「ここまで自分でやったから、あとは見てほしい」
という依頼が、なぜ一番大変なのか。

その理由を、
行政書士側の実務目線で、包み隠さず解説します。

続きは次の記事で詳しく説明します。

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